Paradox Hotel(訳詞)
翻訳:T-Max

Monsters & Men
(Seasons of War)

その曲がり道のところで会えるかい?
聞いてくれよ
君が思っているほど、悪い男じゃないんだ
怪物と人の中にあって
傷に惑わされるなよ
戦争中だからと言って
君と同じように、ただの男さ
行き先を探しているね

変じゃないか?あの狂信的な連中は
いつも火を注ぎたがるなんて
人形遣いは来る王国へと
子供たちを送っているんだ

君と同じように夢を見るさ
ブルーになることだってある
昔からあるいつもの「女性特有の言い回し」みたいなもんさ
それでも、真実でいようと努めているんだ
ここにいるのは、家族を支えようとしている、ただの男なんだ
手を届かせようとしたいだけなんだ
でも、この戦争の中に閉じ込められて、座り込んでいる
王国の砂の中で

おかしくないか?あの狂信的な連中は
いつも火を注ぎたがっている
人形遣いは来る王国へと
子供たちを送り込んでいるんだ

(Prophets & Preachers)

誰しもが己の十字架を背負っていて、血を流し犠牲になる準備が出来ている
預言者や説教者は君の人生の中に入り込む準備が出来ている
安上がりな自由は、尊いものであろう
でも社会の落ちこぼれにとって、自由とは
彼自身の人生よりも、もっと意味のあるものなんだ

彼を悪魔と呼べば、君のコップの中に毒を注いでくれるだろう
彼に爆弾を作ってあげて、落とすなと忠告してあげろよ
安上がりな自由は、尊いものだろうさ
それでも、負け犬にとっては、自由とは
彼の人生よりももっと意味のあるものなんだ

(Silent River)

静かな河の傍に立つ、時の河の傍に
100万もの魂が何故かも理解できずに漂っている
100万もの人が秘密の聖なる計画に追い立てられている
何人かは波をつかもうとし、立ち上がり、再び生きる
よく見れば見るほど、もっと努力しようとする
自由であればあるほど、さらに内へと目を向けようとする
そこには登ろうとすれば、登れる山があるんだ

最後の呼吸を恐れるならば、その呼吸を我慢するな
1つの終わりは10の始まりを意味し、骨と肌にさよならと告げよう
愛を送れば、それは君に跳ね返ってくるだろう
君が欲する人生を築き、立ち上がり、生き、学べ
見れば見るほど、もっと努力するだろう
自由であればあるほど、もっと内を見つめるだろう
登れる山がそこにあるのだから


Jealousy

お前が落ち込んでいるのを見るのがどれだけ楽しいことか
お前の翼が地に括り付けられているのがどれだけ楽しいことか
お前の苦しみは俺に喜びを与えてくれる
だけど、俺は孤独で冷たく嫉妬に狂う子だ
その感情だけが俺の知る全てだ
引き波にさらわれ、倒されて
俺が傷ついたようにお前も傷つけば良い
お前も俺と同じような感情の渦に飲み込まれれば良い

雨が降れば、降れば、降れば
俺の記憶は、素早く流れ落ちていく
雨の中の水色のように
沢山のことが言いたいのに
俺は閉じこまれたままだ

お前が失敗した時、俺はどれだけ楽しいことか
お前の翼が線路に繋がれているとき
電車がお前を轢いたとき
笑顔が顔をひそめるように変わっていくのを見て
どんな悪魔だって俺に感謝するだろう
栄光な勝利を甘いみじめさに変えてやるんだ
もうずいぶん前に愛に対して扉に鍵をかけ
質問は出てこない
俺の知る答えを導く

雨が降れば、降れば、降れば
全ての俺の記憶は、流れ落ちていく
雨の中の水色のように
沢山言いたいことはあるのに
俺は閉じ込められたまま
俺は孤独な嫉妬に狂う子だ

Hit Me with a Hit

「もしも本当に望むのであれば
ヒットソングを書くことが出来る
面倒を省いて
上手く全ての物事をつないで
本当に信じる準備が出来ているかい?
私のアドヴァイスを受ける準備は整っているか?
君には目的がある、それが見えるか?
大丈夫だと信じられるか?」

そうすれば、直に大統領と食事をしているだろう
そうしたら、君の名前でもっと素敵なリングを得られるだろう
君は「最もよく知られた顔」になるんだ
君の歌う世界から虚しく響く中で

「私たちは君の詩なんて要らないんだ
君の意見などどうでも良いんだ
やり過ぎだって判らないのか?
少なければ少ないほど良いというのを知らないのか?」

「人に判ってもらうのに戦う必要などないんだよ
金を得るのに汗なんて流す必要はないんだよ
この2つを混ぜ合わせ、そして聞け
言われたことだけをやっていれば良いんだ」

そうすれば、直に大統領と食事をしているだろう
そうしたら、君の名前でもっと素敵なリングを得られるだろう
君は「最もよく知られた顔」になるんだ
君の歌う世界から虚しく響く中で


Lucy Had a Dream

ルーシーは昨晩、夢を見た
ルーシーは白黒の夢を見た
ルーシーは1人ぼっちで置いていかれた
寒い外で
サマードレスだけを着て、靴は履いてない
何の計画もなく、何のヒントもなく

もしかしたら、天使が彼女をこの地に遣わしたのかもしれない
もしかしたら、彼女は早く町から出たかったのかもしれない
家族を置いて
誰か彼女がいなくて淋しい思いをしている?

小さなルーシーがどこへ行くのかは神のみぞ知る
彼女は夢の中の野原でたった1人ぼっち
男たちが彼女の人生の中に入っては去っていく
ただ、彼女が死んでいないと証明するかのように、彼女は大丈夫だよと

ルーシーは昨日の夜、夢を見た
ルーシーは空の向こうにいた
ルーシーは凧よりも高く
60年代のキャディラックの後部座席で
彼女の腕の中には見知らぬ人が
彼女は夜明けまで家には戻らない

小さなルーシーがどこへ行くのかは神のみぞ知る
彼女は夢の中の野原でたった1人ぼっち
男たちが彼女の人生の中に入っては去っていく
ただ、彼女が死んでいないと証明するかのように、彼女は大丈夫だよと


Bavarian Skies

おやすみ、さようなら、アウフヴィーダーゼン
さて、寝る時間だ
神よ許し給え、もし私が長々と話し続けたら
もう一度、栄光なる夢の中で
50年間、亡命の身として
彼らは私が吊り下げられて揺れるのを見たいんだ

嘘から逃れるためにあちこちへと動き回り
不愉快なピエロ達に背を向け
嫉妬や貪欲な、ダビデの星
彼らを跪かせ
それでも、彼らの神は未だに彼らを救えないでいる
さよなら、終わりだ、最後の結末は現実のものとなった

おやすみ、さよなら、アウフヴィーダーゼン
今、もう1つの夢を見るときが来た
昔のババリアの空の夢を見た
山の景色は眼下にあり
君と同じように私は自分の国を愛している
でも、時は奇妙な方向へと進んでしまった、とても奇妙な

誰かは私のことを悪魔だと呼ぶだろう
悪名高く、でもそれは嘘だ
煙のないところに火はたたない
「ヤツラ、ユダヤ人、彼らは嘘吐きだ。私たちはそれを証明した」
「なんていうスケープゴートだろう。彼らを退かせ」
「彼らは私たちが追い立てた所に居るほうが幸せなんだ」

ドイツは全てが悪い方向へと行ってしまった、全てが悪い方へ
だから、私たちは神に強い男の出現を願った
栄光なる地を取り返すために
それが夜明けで、後の影響の始まりだった
私たちは皆、強いと感じ、一体どうやって、みんな間違えてしまったのだろう
たった1度きりの神の栄光をこのドイツの上に輝かせるために
もう征服もなく、退却もなく
1つになり、私たちは誇りに感じた
我々は「全ての頂点にある」のだから
何と栄光あるパワーを感じるのだろう


Self-Consuming Fire

彼女は朝早い波を待っている
大通りに戻り
心地よい避難場所を探す
孤独というのは何て扱いの難しい感情なのだろうと考えながら

夢の詰まった本を探しながら
砂漠の中の一輪の花を夢見て
完全なる触合いを待ちながら
彼女を彼女自身を焼き尽くす炎から逃れる解放するために

Ah-Ah etc

人里はなれた所に身を隠し
ビジネス街の中の建物の中のおぞましい亡命
生きながらにして死んでいる人たちの中で生きる生活
彼女の中で何が積み上げられているのか知るのを恐れ

5つの凍えた顔は徐々に消えていき
未だに黄昏時に生きているよう
年月の記憶は去っていき
引き裂かれることのない栄光なる力の年月

花は自分で育て
友人は恋人になるかもしれない
鎖から解き放たれた世界から優しく歌う
夜明けの復活の時を捉えるために

彼女は輝く夢に音を立てて進んで行き
最も獰猛な火から逃れようと
彼女の魂を焼き尽くさんとする炎
出口は障害だらけで、険しく、細い

彼女は螺旋階段を降りて行き
彼女は邪悪な力の中に閉じ込められた
もしも彼女が彼女の信じる神を傷つけられるならば
彼は土壇場で彼女の魂を押し潰すだろう


Mommy, Leave the Light On

ねぇ、お母さん、電気はそのままにしておいて
もう怪物は行っちゃったでしょ
もう1曲、子守唄を歌って
ねぇ、お母さん、ラジオはそのままにしておいて

外から人が入ってきて、私の夢を邪魔しないようにして
だから、お母さんは良くしてくれて、綺麗にしているの
火を燈して、動物たちを遠ざけるの
自分が怖がっているということを忘れようとするの

ねぇ、お母さん、教えて
人は死から逃げられないの?
私は良くなるかな?
ウソでも良いから、教えて

神様はいるのかな
お空のずぅっと向こうに
神様は私たちが泣いているのを聞こえているかな?
お父さんは天の川の向こうへボートで連れて行ってくれるかしら?
怖いのを忘れようと頑張っているの


End on a High Note

世界は開けた
世界は生きている
色鮮やかに、そして太陽は少しずつ昇る
朝の太陽が
もうすこしで丘々を焼き尽くそうになる
海岸沿いにずっと
カモメの鳴き声が聞こえる

絵を描いているのは私?
その日を仕切っているのは私?
何百万もの人の中で私だけが
世界をそういう風に見ているのか?
幻の一部なのだろうか
この圧倒的な風景の数々は?
ここに到るまでの道を見つけられるのは愛
私の高鳴る心を持ち上げて行ってくれる?

Oh, oh…

美しさが見えるよ
多くの人の顔の中に
おしゃべりが聞こえる
遠くにある市場の中から
みんなが特別な存在で
いつだって、彼らの物語の中では特別な一瞬なんだ
新しい人生が出会う
これから始まる朝の輝きの中で

Oh, oh…

世界は何の問題もなく、そう、世界は大丈夫さ
僕たちはまるで眠っている衛星のように漂う
その軌道を見ながら、季節の移り変わりを見るんだ
雷のように激しい河から、日に照らされた通りまで

世界は新しいビートに夢中で
足元では地面が音に合わせて揺れている
僕たちが望むのはちょっとした幸せだけ
そして、子供たちの顔に浮かぶ笑顔


Minor Giant Steps

出来るのなら、もしも出来るのなら、想像してごらん
日の光が丘に色を染め上げていく様を
山から水が流れ出し
エデンからの奔流がこの夢に生命を与えた

小さな一歩、一歩が
世界が一つになった所で小さくて大きな一歩
小さな一歩、一歩が知恵の坂を上っていく
世界が一つになって、小さくて大きな一歩を踏み出す

山肌には銀に輝く一条の線が解かれ
優しげに留まり、クリスタルのような透明な水は美しい音を出す
エンジニアが細部に渡って正しくしているのを見てみなよ
その日をきちんと形作っているのを見てみなよ
闇から出て、光が当たる
闇から出て、そして夜

小さな一歩、一歩が知恵の坂を上っていく
世界が一つになり、小さな一歩が巨大な一歩へと

今やっと、僕たちは僕たちの与えられた役割を理解する
この疲れの知れないゲームの中で
聖なる心の周りを回る
全ての美しきものは
夢の中で僕たちが理解したこと
すべからく分け合い、一つの祈りを捧げるチームのように

69年、僕たちは月面を歩いた
もしかしたら、僕たちだけかもしれないと電波を送ってみた
5千万人もの人間が太陽の下で息もできないというのに
人生から何も学ばない、いまだに壮絶な争いは絶えない

それはただの放送だから、僕たちは関係ない
でも、神様はどうなんだ?その向こうにあるものは?
そのパターンは古臭く、意味をなさない
そうやって、最後まで掠め取っていれば良い

画策した者たちが新しい開拓地を創り上げる
だから、「僕をアインシュタインのようにしておくれ」、はっきりと理解したいから

彼らは少しずつ世界を奪い取っていく
市場に出たら、全て秘密なんてなくなるんだ

それはただの放送だから、僕たちは気にしない
でも、神様はどうなるんだい?その向こうにあるものは?
そのパターンは古臭く、もう用を為さない
最後まで搾取し続ければ良い

僕は小さくて大きな魂
一生懸命、理解しようとしている
見えないものに対して
僕の中から湧き上がるもの

諦め、コントロールを失い
どんな風に人が魂へと変わるのかを見る
もしも思考が海よりも広いならば
夢の中の夢から湧き上がる

人生の幻がどんな風に変っていくのかを見るのは不思議なものだ
角々で、それらは全く違って見える
こんな旅に出るのに全く準備をしていなかった
そして、もう後戻りは出来ない

言葉がどのようにして戦争を始めるのかを見るのはとても奇妙なものだ
彼らはドミノシンドロームと呼ぶ(正確にはドミノ理論だけどね)
新しい世界は扉の向こう側に隠れている
ずっとそこにあった世界

僕は小さくて大きな鳥
誰かの肩に停まって
そしたら、彼女はこの旅を引き継いでくれるかもしれない
僕が年を取っている間

彼女は以前、太陽よりも明るかった
僕は彼女のソウルメイトになれたかもしれない
彼女は喋られず、話せなかった
でも、僕には判らない

人生の幻がどんな風に変わっていくのかを見るのはとても不思議だ
角々にあって、それは全く違って見える
こんな旅に出るなんて予想だにしてなかった
そして、もう後戻りは出来ない

言葉が戦争を始める様はとても奇妙だ
彼らはドミノシンドロームと呼ぶ
新世界は扉の向こう側に隠れている
ずっとそこにあった世界


Touch My Heaven

この床にずっといるべきなのか?
起き上がれない…そして、お前はもう要らない!
誰かが頭の中で喋っている
太陽の光!
俺の唯一の一条の糸を笑い飛ばす
白い線が
俺の天国に触れる

思考が壁伝いに登っていく
小さくなることでハイになっていく
誰かが俺の耳の中で泣いている
太陽の光!
俺の行く道を明朗に照らしてくれる
白い線が
俺の天国に触れる


Man of the World

電車の中で、夢を見ながら一日を過ごす
ゆっくりと、幾つもの庭を通って
旅、頭を遊ばせるための余裕
頭のゲーム、他の人の人生について

さぁ、動こう、スーツとネクタイを入れて
もう一つ空港、生活の忙しさを感じながら
永遠にスピードを上げて、列に並んで待つ
私がしたいことは君と一緒にいることだけなのに

海を越えて、私を運んでおくれ
私は孤独だ
マン・オブ・ザ・ワールド、そして感情は
月の光の下で眠らない
ホームシックにかかって
この青空のために世界と引き換えに

幽霊飛行、時間がなくなる
ファーストクラス、一人寂しく、疲れきって
昼も夜も、私には同じに見える
タクシーに乗って、花を幾つか買って

行く時間だ、スーツとネクタイを入れて
また空港へ、人生の多忙さを感じながら
永遠に速さを上げて、列の中で待つ
私のしたいことは待つだけ、君を待つだけ

海の向こうに連れて行っておくれ
私は孤独だ
マン・オブ・ザ・ワールド、そして感情は
月光の元に眠らない
ホームシックにかかって
青空のために世界を売った

白昼夢、海の側の生活
天使よ、私にとびきりの笑顔をおくれ
一コマずつ、スローモーションの中の人生
太陽のキスが海に落ちる
失くし、プレッシャーを解き放つ
未知の世界に落ちて行く

海へ送ってくれ
私は孤独だ
世界の男、感情は
月明かりの元に眠ることはない
ホームシックになって
青空と世界を交換した


Life will Kill You

冬、木には葉っぱ一つ付いていない
空は赤くなり
静寂、どんな感じなのか僕には判らない
僕の頭の中の奥底で
あまりに恐ろしく、月光の下の長い道を歩くなんて出来ない
自分の顔を失うなんて、とてもじゃないけど、我慢が出来ない
疲れ果て、少し休まないと
そうしたら、この奇妙な道から抜け出るんだ

人生はお前を殺す!
人生はお前を破滅させる!

一歩、僕はまた端へと追い立てられる
もう動けない
僕の人生の中で、後悔したことも沢山ある
もう取り戻すことの出来ない
自信を失くし
証拠は明白で
僕以外、誰の過ちでもない
人生はお前を殺す、いつでも
人生はお前を破滅させる、今にも

冬、木には葉っぱ一つなく
僕はもう動くことも出来ない

人生はお前を殺す、いつでも
人生はお前を破滅させる、今にも


The Way the Waters are Moving

夏が過ぎ、記憶だけが残り
僕たちは恐れ、必死につかまっている
残りの希望と記憶に
時は移り、そして僕は不思議に思う
完璧だと思えた時でさえ、零れ落ちてしまう
そして、僕たちに空っぽで恐怖を残す

そして、今なら
僕は何かが間違っていたんじゃないかと思える
あの水の動き方が
あの衝撃に捕まって、僕たちは永遠に変わってしまった
君たちはみんな行ってしまった
そして、僕はここに残され、ゆっくりと死んでいく
今なら、こんなのは間違っている、と、悪態をついて、泣く
何百万回も自分に問いかける
なぜ、失い、苦しまなくてはいけない人たちがいるのか?

夏は過ぎ去り、全てが間違った方向へと進んだ
だから、僕たちは全ての痛みを心の中に埋め
そして、もう一度、フレンドリーな微笑みをうかべる
人生は止まることはない、でも、そこにはもう絆はない
だから、僕たちは暗い明かりをつけて、扉を閉める

そして、今
僕には何かが間違っていたんじゃないかと思える
あの水の動き方が
洪水に捕まって、僕たちは永遠に変わってしまった
君たちはみんな行ってしまった
そして、僕はここに残され、ゆっくりと死んでいく
そんなのは正しくない
そして、再び、眠れない夜を過ごす
僕は年を取っていく
君の泣き叫ぶ声から逃げることなど出来ない
僕は何百万回と自分に問いかける
なぜ、僕は失い、苦しまなくてはいけないのか


What If God is Alone?

もしも神様が1人ぼっちで
誰かととても話したがっていたら?
もしも僕がとても小さな存在だと感じたら?
僕は誰か尊敬できる人が必要だ
この時代の中で
情報が多過ぎる
そして、人の叫び声は
黙示録を曇らせてしまっているようだ

海の向こうからの手紙
サインと印が押されたものに秘密が書かれている
僕の手は、葉っぱのように揺れ
僕の魂の傷は治りかけている
いつも、正しくあろうとする
闇の中で、光もなく
僕は待ち、何故だろうと疑問に思う
神様は一人っきりなんだろうか?

もしも神様が扉のところにいたら
でも、君は神様を外の寒いところに立たせたままにしている
もしも天使たちが来て
君は彼らの声を壁を通して聞こえる
天国はかすみ
欲と憎しみと憐憫によって
知っているだろう、愛は冷めることがあるって
そして、君の心を空っぽにしてしまう

海の向こうからの手紙
サインと印が押され、秘密が書かれている
僕の手は葉っぱのように揺れ
僕の魂の傷は癒されていく
いつも、正しくあろうとする
この闇の中で、光もなく
僕は待ち、そして不思議に思う
神様はいつも一人っきりなんだろうか?

もしも沈黙が落ちて
遂に、自分の声が聞こえるようになったら
もしも神様に僕の声が届いたならば
全ての僕の疲労は解放されるだろう

僕は時間の向こう側が見える
僕は言葉の向こう側にあるものを愛せる
僕は太陽の向こう側で輝ける
僕は世界の向こう側に夢を見る
生きることができ、死ぬことができる
でも、それは全て同じこと
僕は瞳の中の輝き
僕は炎の中の輝き
僕はこの地球の一部
僕は空の一部
僕は血であり、争いである
僕は甘い子守唄

僕は良い人間ではない、僕は悪い人間ではない
僕は君の頭の中に生まれただけ
いて欲しい時に
いて欲しい所に
僕は何物でもない、判るだろう
もしも僕を見たら、君は死ぬだろう
僕たち二人とも、知らないのかい
だから、試そうとしないことだ


Paradox Hotel

お客様がいる、沢山の、彼らはここに来て、そして去っていく
私は友達のような笑顔、でも誰も私のことを知らない
一人がチェックインすると、誰かがチェックアウトする
この家は回転していくだけ、それ以外の何物でもない
私たちはあなたのバックを持ち、あなたの部屋を掃除する
グラス、フォーク、そしてスプーンを磨き
スタッフの準備は出来ています
あなたのために死ぬ覚悟のある者たちです

コミュニケーション・システムは最新式です
教育的展望は良くなるばかりです
“ファーストクラス・サービス”は多少お値段がかかりますが
私たちが飼っているセクシーな動物たちも裏のお店におります
ご連絡を下されば、お部屋にお送りします
私たちには、最上階のお客様までご満足させております
銀行家、弁護士、そして、政治家
お客様は神様です、それが私たちの仕事です

ここは生き地獄 / パラドックス・ホテル
ここへ来て地獄に住んでみなよ / パラドックス・ホテル

もし、あなたが有名人に夢中ならば
みんな、いらっしゃいますよ、その点は私を信じてください
私たちは彼らの小さな秘密や、汚い嘘を知っています
彼らのささやかな汚い趣味を − この仕事に値段は付けられませんよ!

時計は進む、日が始まり、日が終わる
追い越し車線の中の人生は昔と変わらず回るだけ
良い人も悪い人もいる
それでも、私たちは楽しいひと時を過ごしたことは忘れないようです
ピカソやアインシュタインもお迎えしました
ハワード・ヒューズはいきなりやって来ました
売春婦、嘘吐き者や上級階級の人たち
ウォールストリートのギャンブラーや彼らの儲け話

生き地獄 / パラドックス・ホテルの中は
この地獄に住んでごらん / パラドックス・ホテル


Blue Planet

完璧な景色が
ここから見える、旅の中で、窓のある部屋から
青い惑星、美しく眠る星
僕たちが家と呼ぶところ
ここからならば、境界線なんて区別できない
僕には同じにしか見えないよ
一つの世界、太陽の下にある一つのもの

このままにしておこう、近づくのは止めよう
何を見つけるか判らないから
この上からなら、とても平和そうだ
この無垢な青い空からなら

変わらぬ美しさを保つ姿が見える
時間と人は変わることがない
少し、距離を開けてもらって良いかな
そうしたら、君の持った印象は変わることがないよ
夢は永遠に持ち続けていたいものだろう
そこから去りたくはないはずだ
みんなが僕が感じるのと同じように感じることが
出来たら良いのに、と思わずにはいられない

見れば見るほど、もっと、と試そうとする
自由であればあるほど、内へと目を向ける
僕たちには登れる山がそこにある

完璧な景色がここから見える
空にある窓から
もう君はどこにも行けない
そうしたくても、君は飛べない
時々、神様は僕たちを見捨てたと思う時がある
でも、それも絶対と判るわけではない
君は僕たちと一緒にここに閉じ込められ、君の夢は
(ホテルの)回転扉の中

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